イタズラ電話

海外・国内文学、人文、自然科学などのジャンルを中心とした読書の感想を綴ります。光文社古典新訳文庫、平凡社ライブラリー、講談社文庫、ちくま学芸文庫などが多めです。時たま、古墳散策とタイピングについての記事も。

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫) 村上春樹 (著)

ノルウェイの森の雰囲気を感じる「蛍」(あの「突撃隊」風の、同室の青年には懐かしささえ感じてしまった)、村上作品には猫より多く出ているんじゃないかと感じる『僕だけが正体を知っているサイコパス』的登場人物が印象的な「納屋を焼く」、ファンタジックだが不気味な余韻を残す「踊る小人」が印象的。

って、ほぼ半分ですけど。

「三つのドイツ幻想」は、理由はわからないが高橋源一郎っぽいなーと感じた。小説ではなくエッセイの方である。

 

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)

螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)