イタズラ電話

海外・国内文学、人文、自然科学などのジャンルを中心とした読書の感想を綴ります。光文社古典新訳文庫、平凡社ライブラリー、講談社文庫、ちくま学芸文庫などが多めです。時たま、古墳散策とタイピングについての記事も。

2017年秋の古墳イベント紹介①

台風の影響により、せっかくの休日でも悪天候となってしまう日々が続いている。
だが古墳散策にふさわしい季節はまさにこれからだ。今回は、この秋注目の古墳イベントを紹介したい。
 
 
まずは筆者のオススメ。
「第6回古代東国文化サミット」
日時:11月19日(日)10~15時
場所:綿貫観音山古墳(群馬県高崎市)
 
あまり知られていないが、群馬県は古墳保有数が全国で第一位。関東近郊在住の古墳ファンとしては、絶対に抑えたいスポットが目白押しだ。
全国に全長200メートル以上の古墳は35基あるが、そのうちの32基は現在の近畿地方にある。残る3基のうち2基は、吉備の「造山古墳」と「作山古墳」。そして残りの1基は群馬県にある「太田天神山古墳」である。
権勢を誇った西日本の勢力から遠く離れたこの地に、なぜこれほどの巨大古墳が築かれたのだろう。「毛の国」と呼ばれていた当時のこの地方は、ヤマト政権に対抗しうる軍事力を備えていたのではないかとも言われている。
 
ビラのイラストを見ると、どうやら綿貫観音山古墳は墳丘平面が珍しい形状をしているようだ。是非とも足を運んでみたい。
 
続いては紹介するのは、学芸員と巡る 百舌鳥古墳群ウォーク」
日時:12月8日(金)9時~12時(予定)
 
世界文化遺産登録の国内推薦を受け、盛り上がりを見せている百舌鳥古墳群
国内最大規模を誇る大仙陵古墳、国内第3位の全長のニサンザイ古墳をはじめ、上石津ミサンザイ古墳など、紹介した古墳を巡るウォーキング。
専門知識を身につけた学芸員の方による引率+発掘現場(当然普段は見られない!)の見学というのが嬉しい。