雷神山古墳(宮城県名取市)
東北地方で最大の前方後円墳である、雷神山古墳に行ってきた。
最寄りの館腰駅からは歩いて20分ほど。小高い山が見えてきた。
このあたりは、箸墓古墳を訪れた時のことを思い出す。
やけに乗用車とすれ違うと思ったが、どうやら墳丘の上は行楽スポットになっているらしい。
折しも春の陽気に恵まれたこの日は、墳丘の周辺は親子連れで賑わっていた。古墳を散策するときは、いつもほとんど人気のない場所行く。賑わっている墳丘など初めてで、やや戸惑う。
墳丘へと続く斜面で、桜の花がお出迎え。
最初に見えたのは、お隣の小塚古墳だった。こちらは円墳である。
雷神山古墳の後円部が見えてきた。
後円部の墳丘に登ると、雷神が浮き彫りになった石碑が置かれていた。
それにつけても段丘の美しさよ。
墳丘からの眺め。狂おしく咲く桜が美しい。
周辺にはこれでもかとばかりに多くの桜の樹が植えられていた。
桜の桃色、墳丘の黄色、下草の緑色が織り成す三色弁当をしばし楽しむ。
この古墳は、東北地方でも最大の前方後円墳である。東日本でも最大規模の古墳のようだ。
三段にわたる段丘の跡がはっきりと見え、嬉しくなってしまう。
前方部の角から墳丘の全体を撮ろうとしたのだがうまく写真に収められなかった。
最後に、看板の写真を載せておく。
出張で訪れた仙台での貴重な古墳体験だった。仙台駅から電車で15分程度+徒歩で20分程度でたどり着けるので、周辺にお住まいの方々は、これからの行楽シーズンに足を運んでみてはいかがだろうか。