イタズラ電話

海外・国内文学、人文、自然科学などのジャンルを中心とした読書の感想を綴ります。光文社古典新訳文庫、平凡社ライブラリー、講談社文庫、ちくま学芸文庫などが多めです。時たま、古墳散策とタイピングについての記事も。

【読書・エッセイ】やがて哀しき外国語 (講談社文庫) 村上春樹 (著)

著者には、もっと超然として必然的な選択の結果としての人生を送っている印象を持っていた。 だがこの本の中で語られた内容によると、著者はこれまで度々行く手に困難が予想される選択肢を選び取っているばかりか、作家人生のはじまりはまったくの僥倖だと考えているようで、少し意外に感じた。

作品の執筆は若い頃の肉体労働の生活で身につけた身体感覚に基づいて行なっているという内容と、海外生活は不自由な外国人にすぎない自分、裸のままの自分を感じられるという内容が印象に残った。

 

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

 

 

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