京都・五塚原古墳で全国初の埴輪が出土
やや古い(2017年9月初旬)ニュースだが、京都の五塚原古墳で全国初となる埴輪が出土したという。
上部が球状、全国初の埴輪 京都・五塚原古墳で出土 : 京都新聞
以下の箇所を読むと、これまで見つかっている埴輪と全く異なる形状という訳ではないようだ。逆にいうと、これだけの差異でも「全国初」と報告されるほどに、埴輪というのは規格化されているのだろうか。
埴輪の破片約300点を接合し、高さ約66センチ・口径約20センチに復元した結果、埴輪上部が丸みを帯びて円筒形の器台よりも膨らんでおり、立ち上がりが約1・5センチと開口部の広がりがほぼなかった。製作方法から朝顔形円筒埴輪に分類できるものの、同埴輪の上部はつぼの形にかたどられ、開口部が大きく広がるのが特徴で、今回そうした形状はみられなかった、という。
そもそも、2017年現在で、「全国初」の埴輪はどれくらいの頻度で報告されるのだろう。