イタズラ電話

海外・国内文学、人文、自然科学などのジャンルを中心とした読書の感想を綴ります。光文社古典新訳文庫、平凡社ライブラリー、講談社文庫、ちくま学芸文庫などが多めです。時たま、古墳散策とタイピングについての記事も。

箸墓古墳(奈良県桜井市)②

前回のつづき。

Googleマップで色々な角度から眺めるのも、古墳探索の楽しみの一つだ。

 

 

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まさに巨鯨という趣の墳丘。

1700年以上経過していると推測される割には、それほど年輪を重ねた大木は多くないように見えるが、どうなのだろう。あくまで推測だが、宮内庁によって立ち入り禁止となる以前には、地域住民たちによって生活資源として墳丘の木々が伐採されていたのかもしれない。

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後円部のすぐ脇から。墳丘の周辺に沿って車道が通っている。この低い柵の向こうは、女王卑弥呼が眠るともいわれる禁足地だ。思わず目を凝らしてしまう。

 

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墳丘の裾に沿って、車道が続いていく。

 

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パノラマ写真を撮ってみた。前方部はカーブの折れ曲がるあたりから始まる。

 

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前方部正面には鳥居が立っている。

 少し古墳から離れて、周辺を散策してみる。

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古来よりこの一帯には溜池が多いらしい。ちょっとした池一つにも、かつての大王とのゆかりがあるのだろうか。

 

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この池の亀たちはどうも人間の足音に敏感に反応するようだ。池の周囲の土手に登ってこの写真を撮ったのだが、亀たちはすぐに池の中に隠れてしまった。

 

今回はここまで。

次回は、箸墓の周濠の一部である、箸中大池から対岸の箸墓を臨む。水面に映る墳丘は、どんな姿を見せてくれるだろうか。